FX取引と「スプレッド幅」の関係性


比較的に短期の取引きを繰り返して行うことの多いFXでは、その取引きに掛かる手数料のコストを極力下げることも、利益を上げる方法の一つになります。

FXでの取引手数料には二つの種類があり、一つはそのままの取引手数料と、もう一つは「スプレッド幅」と呼ばれるものになります。
スプレッド幅とは、例えば「1ドルが100.05円から100.30円で取り引きされている」といった場合の、売値である100.05円と買値である100.30円の差の00.15円の事を言い、このスプレッド幅は、取引業者の手数料として徴収されるのです。

このスプレッド幅はそれぞれの取引業者ごとに差があり、顧客の獲得競争の激化と共にスプレッド幅の圧縮が売り文句の一つになってきているという事実があります。
こうした場合でも、米ドルと円の通貨のペアのように、人気のある銘柄についてはこうした狭いスプレッドを適用し、人気のない通貨ペアについてはある程度の幅のあるスプレッドを用意するなどして、調整をしている業者もあります。

スプレッドは、先ほども言ったように取引き一回ごとに徴収されますので、取引回数が多い投資スタイル、例えば数回の取引きを一日で終了させるデイトレードや、数分から数秒で一回の取引きを終え、それを何度も繰り返して行うことで利益を積み上げていくスキャルピングトレードであれば、こうした点は直接利益の大きさにかかわってくるために、特に注意を払うべきでしょう。

また、こうした取引回数の多い投資スタイルで取引きを行う場合には、「スリッページ」にも注意を払う必要があります。
スリッページとは、例えば持っている通貨に対して決済の注文を入れた場合、その注文とレートの変動が合わず、実際の発注を入れた時点でのレート値と、注文が確定された時のレート値がずれてしまっていたり、レート値が定まらずに注文が確定せずにキャンセルされるなどの状態を指します。

こうしたことは、取引業者に注文が殺到している場合や、取引きの為替レートが乱高下をしている場合などによく発生します。
このようなことを避けるために、注文が殺到する休日明けの取引きや、相場が乱れやすい重大な経済情報の発表の前後などの取り引きをさける他、注文を取り付ける「約定力」の強い取引業者を選ぶことも一つの解決方法になります。

また、こうした状況は、実際の為替レートを目の前にし、その場の裁量で注文を行う「成行注文」で投資取引を行っている際にも発生しやすくなりますので、あらかじめ売買する価格を決めて注文を入れていく「指値注文」を利用することをお勧めします。
こうした注文方法を使い分けていけば、例えば万が一、急に取引きをしていたパソコンが動かなくなってしまったり、という場合にも、安心して取り引きが行えますので、成行注文と指値注文の二つの投資方法を覚えておくとよいでしょう。